無題

救われないことに慣れてしまってる

リフトに乗って所定の場所まで移動する

あれもこれも全部既視感だらけなんだ

見たことないものなんてないんだ

 

全部知ってる 全部見たことある

なのに幸せは遠くなっていくんだ

君は3年前から同じ本を読んでいる

もうそれぐらいしか楽しくないから

 

海辺に佇む男女が数分後に

如何わしいことになってしまっても

青ければ済む話さ

海と同じなんだ