無題

慣れてきた。
堕落した日々に。
やっぱり、何処かで、あんな会社に行くよりも、毎日ダラダラ過ごしている方が幸せだと、頭の片隅で分かっている。
それが悲しい。
いつからこうなったのか分からない。
とりあえず、毎日苦痛だけど、
当たり前の苦痛にも慣れてきて、
なんとなく、なんとなく、
こんな日々でいいと思う。
結局、お互いに使い捨てで、
必要なときだけ必要な人といる。

マーブル

君と生きた色とりどりの季節が僕らの青を刺しても
ずっと一緒と誓った空の色はいつもマーブル模様で
幸せは人それぞれの尺度でいつも傾いているけど
ずっと胸に秘めた思いはいつまでも桃色のままさ

初めて出会った日のこと
今でも鮮明に覚えている
今日は君に会えないけど
今すぐあの街に行こうか

始発を待ってさ

窓際から眺めた景色は決して綺麗なモノじゃなかったけど
ずっと一緒に見ていた空と君はいつも僕の宝物
幸せは人それぞれの尺度でいつも傾いているけど
ずっと胸に秘めた思いは今を守るために空に還すよ

君と生きた色とりどりの季節が僕の記憶から消えても
ずっと一緒と誓った空の色はいつもマーブル模様で
幸せは人それぞれの尺度でいつも傾いているけど
ずっと胸に秘めた思いはいつまでも桃色のままさ

桃色のままさ

アンテナ

僕の家にアンテナを立てよう
貴方の寂しい声を受け取れるように
いつか立派なアンテナを立てよう
貴方といつも幸せで居られるように

古ぼけた家屋には思い出がたくさん詰まっていて
押し入れを開けては物思いに耽っている
堰を切ったように溢れ出す涙は川になって
悲しいこととか全部洗い流してくれるんだ

僕の家にアンテナを立てよう
貴方が一人で辛い思いしないように
いつか立派なアンテナを立てよう
貴方の綺麗な声が受け取れるように

僕の家にアンテナを立てよう
貴方との暮らしが幸せに続くように
いつか立派なアンテナを立てよう
貴方と綺麗な未来を築けるように

いつか立派なアンテナを立てよう

無題

貴方が好きだった空の下で
星屑を集めて お城を作って
ベッドの上で絵本を読んで
早く帰ってきてよ 待ってるから

青い車 ベルベット
山積みのテレビの上に
血塗れの空とマヨネーズ
神様が流した涙を

フラスコに入れて
アルコールランプの上に
天秤は間違った方に傾いて
望遠鏡は壊れてしまった

さよならはいらない
死ぬときまでいらない
リモコンは動かない
明日になっても変わらない

君と暮らすだけの未来がほしい
晴れた日に外に出て 散歩して
ブランコに乗って笑っている
ありふれた ありきたりな幸せを求めている

俺は悪くないよね
むしろ良い奴だよね
そういってくれ
君だけはそう言ってくれ

好きだから
愛してるから
なんてペラペラだろう
誰にでも言えるのさ

思いを伝えるには
どうすればいいんだろう
答えを教えてくれないなら
行き止まりのままだな