無題

街灯とビルの明かりだけが僕を照らしている

もし僕がこれをほどいてしまったなら

きっと誰も救えなくなってしまうのは

分かっているのに 欲には勝てない

 

生活は常に傍に寄り添っていて

何が正しいのか全然分からない

それでもまた明日は繰り返して

終わった季節もまた同じ場所に

 

もうずっと変わらない風景に

溶けてしまった感情を足して

人間のふりをしているだけだ

今日も 明日も 明後日も