無題

会社を退職した。
逃げるようにコソコソ辞める予定だったのに、せっかく仲良くなれたのにとか、花束を貰ったりとかして、申し訳なくてオフィスで泣いてしまった。
結局、俺は誰と闘ってたんだろうとか、小説とか漫画みたいな台詞しか浮かばない。

人生で初めて立派な花束を貰ったけど、凄く嬉しかった。
花なんて全く興味無くて、束で貰っても嬉しいものでもないのに、そういう話じゃなかった。
「感謝」ってものは、普遍的で無形なんだなと改めて思った。

貴方が笑った日々の数を
数えている
それだけで幸せさ
本当さ嘘じゃないさ

死んじゃった海の底
貴方に似た空がある
変わってるな 普通だな
クソみたいな話繰り返してる

終わった日々の話を繰り返してる
間違えた日の話をまたしてる
何も変わらない最低なお前を
××××にして黒い袋に詰める

無題

貴方が笑った数を数えて
いつかは星になるかな
夢を奪った記憶だけが
僕を生かしてくれる

貴方が狂った日々のことを
思い出しては笑っている
いつもと違う景色を見て
ただ夢を数えている

ううーう ううううううー

涙が壊れる前に
僕が見ていた景色を
数えて重ねては繰り返してる
夢の続きをほら、忘れないで!