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無題

冬の風に鼻を擽られながら
僕はまだあの時と同じ場所にいて
言えなかった言葉を一つずつ数えている

いつまで経っても変われない僕を
君は微笑んだあと優しく撫でて
「それでいいんだよ」って誤魔化す

いつの話だっただろう
君はあの花の名前が好きだと言っていた
いつのことだっけかそれより
アリッサムって言ったっけ?
そんな気がする