ドア

結局、あの頃に戻ったとしても
得るものも失うものも一緒なんだ
何故なら、捨てるのはいつも俺
だから変われないし、変わらない

それを人のせいにして逃げてた
思い出を美化して誤魔化していた
もっと早く、気付く事が出来たら
もっと早く、ドアを開けたと思う

「いつか変われるかな」なんて
甘い言葉から早く抜け出して
この迷路から早く抜け出して
また君と話がしたい、なんて

言えるわけない。それでも
もう一度だけもう一度だけって
誰もいない教会で指を編んで
祈りを捧げている俺を早く

殺してくれ 救ってくれ 許してくれ
「また人頼み?」とか言われて
泣いても 黙っても
明日は待ってくれない
だから今日は

13月に残されたまま、一人で
こんな詩を歌っていた。待って
「それでいいの?」良くないさ
分かってる また歩き始めるさ