無題

たぶん死んだら終わりなんだと思う。
生きていたら、キャンディを舐められるし、チョコレートを食べられるし、映画だって観られる。
きっと、一時的な退屈凌ぎ、にもならないかも知れないけど、それでも、「死にたい」と思っていたその一瞬より、数ミリだけでもマシだと思える。
そう考えられるときだけ、生きていられる。「死にたい」という逃避は、便利だ。
最大の極論でありながら、実践している人間も多くいる。
そして、死ぬチャンスは誰もが皆平等に与えられている。
いつ死んだっていい。
それは、幸せなことだ。