2018-03-12 無題 正しく空に従えば 季節は順に移り変わっていく あの日の約束も あの日の後悔も 少しずつ忘れてしまう溶け出した明日を少しずつ飲み込んで 時間だけを喰い潰して肥えていくだけ 虚しい季節は少しずつ終わっていって もう君だけしか残っていない古ぼけたピアノの音 レコードに針を落として 今が終わらないように 鈍化して純化していく 心に空いた穴は塞がることはないけれど 全てがちゃんと終わったら 紅茶でも飲もう