ベッド

夕暮れが終わる前に
君に会いたいな
真っ白なシーツの上で
澄んだ空気を吸って

貴方が向こう側で泣いていたことに
気づけなかった過去が未だに僕を蝕む
もしあの日に戻って
優しい言葉の一つでも言えたら
なんて我儘さ 変わりはしないだろう


夕立ちが上がる頃に
萌える空模様
真っ白な季節の向こうで
長い夢が終わって

あの日は向こう側で 虹の橋を渡って
笑顔で暮らそう それだけでいい 意味を失くそう
星が降る夜に 願いごとを一つ
瞼を閉じて 面倒なくらい愛を語ろう

貴方が向こう側で笑っていられるように
首輪を外そう 鎖で繋いだ優しさを還そう
もうあの日は壊した
止まった思い出とさよならしよう
僕らは覚醒めて 変わっていくんだ