無題

いらないものは捨ててしまおう
届かない愛情とか叶わない夢とか
もっと効率よく生きよう
無駄なことはやめよう

「無駄って何」 君は怒るね
僕にはそれすらくだらないさ
だけど転んだら痛いんだ
それぐらいしかないや

空っぽの器を逆さまにして
何か零れるのを待っている
木々の隙間から漏れる光が
唯一僕を人にしてくれる