無題

butter butterを聴いていて、音楽を大好きだった頃の気持ちを少しだけ思い出した。
大学生の頃、溝の中に沈んだような気持ちで往復した通学路の電車の中で聴いた冷熱も、ガラガラのライブハウスの中央で聴いた明後日も、満員のワンマンの前列で聴いたアリッサムも、全部俺の脳の中に残っている。
あと衝動一つで燃えてしまいそうなこの気持ちを、必死に抑えている。
それは今を守りたいからなんだけど、なんでこんな燃えるような気持ちを抑えたまま自殺を考えながら会社に向かっているのか、いまいち分からない。
と、言いたいだけで、自分が今を選択した理由は十分分かってる。それでも挫けそうになって、思い出に浸ることを今は許してほしい。
俺は本当に弱い人間だ。だからこそ俺にした伝えられない気持ちを、ブログとか歌詞で飛ばしている。
此等は俺にとってアンテナで、俺の有害な電波が誰かに届いて、何らかのレスポンスがあることを期待してる。
対話を期待している。
期待することがそんなに罪なのか。
いいだろ。それぐらい。
女の子に声をかけられたり、天才と認められたり、笑顔で友達と酒を飲んだり、彼女を好きになったり、危ない妄想をしたり、いつか結婚して子供を育てたり、妄想していいだろう。
誰か俺に自由な発言と妄想を許可してくれ。壊れる前に。早く。頼む。