2016-08-22 無題 錯覚の青い夏に取り残されたまま 遮光板越しの太陽を眺めて 珈琲を飲んで 煙草を吸って また同じ場所で同じことをする 「変わらないと思ってるのは貴方だけ」 と誰かが言っていたけど 誰だっけ 短い黒髪とワンピースが揺れている 吹き抜ける風の香りが甘い様な気がして 思い出した季節はいつも手を繋いで また触れようとしても死ねって言うだけで 宙ぶらりんの感情は弾けてしまいそうで また知らない誰かと遊びに出掛けている