無題

自分のコミュニケーションにおいての精神的な病気が、思ったより深刻なのだと痛感した。高校でバンドを始めてから、逃げてばかりいたと思う。

認められていたような気がするのは錯覚だった。

結局誰よりも疎まれ、嫌われてしまった。

正直に自分の病気と向き合って生きていきたいと思う。

何気に「普通に生きていけた」と錯覚するような24年間だった。

恋人もいた。友達もいた。仲間もいた。家族もいた。

だけど結局、それは逃避の中の幻想だったのだと思う。

関わってくれた人が幻想のように淡い存在だと言っているのではない。

自分がその幻想の、ステータスとか言っちゃうぐらい惨めなものに縋っていただけだった。

相手の方が悪いと糾弾することで満足する浅ましい生き物だった。

自分が嫌だ。だけど、俺は結局、「自分が嫌」か「自分が好き」しかない。

俺の世界には自分しかいない。自分だけがいる。自分だけが満足している。

最低、という言葉に申し訳なく、到底足りないのだけど、それぐらいしか言うことがない。