2016-07-11 無題 網戸越しに見える貴方の機微も どうでも良かったあの人の荼毘も 思い出す度に記憶を壊して 溢れ出したそれが侵食する 身体を蝕んでいく 感覚を壊していく 間隔が解らなくなっていく 僕は人のままでいられるの? 手術室のメスで壊れた頭を開頭 電極を刺して僕を直してください 出来るならもう思い出させないで 嬉しいことも 悲しいことも