無題
人は何かを得たり失ったりしながら
いつもあとで大切さに気付いて
それでも少しずつ理解したりして
君の笑顔が少しずつ増えていく
育つ空に夢が吸い込まれていって
優しかった季節が桃色に染まるとき
いつか終わる
いつか終わるんだ
■
君が必要な季節ならもう終わったよ
いつも来るのが遅いから わざとだよね
昨日も今日もどこか味気なくて
おかしくなったふりをして笑ってる
もう何もないよ 君の両手には何も
僕の両手にも何も それでいいんだ
少しずつ薄くなっていく印象と
少しずつ濃くなっていく夕暮れが
空の行方
人は皆拠り所を捜している
明日になったら辛いことも忘れて
犯した過ちも罪も全部忘れて
普通の幸せに溺れて死ねるなら
空の行方 だれも知らないのに
似たような気持ちをずっと探して
明日が瓶の中に入っているのに
あの子は割ってしまった わざと
みんな拠り所を探してる
愛してくれる人を探してる
もういない
だれもいない
無題
大衆に認められる能力がある人は素晴らしい。
罵詈雑言に耐えられる人は強い。
シンプルな話なのに、簡単には出来ない。
俺には出来なかった。
何か、夢を叶えるなんて、到底。
故郷へ帰った友達は、今が幸せだと手紙をくれた
明日で今の現場が終わり。
好き放題やらせて貰ったし、めっちゃ勉強になった。
because of melody
夕暮れはお別れに似てるから
あんまり好きじゃないよ
小さい頃 君が言った言葉
まだ胸に刺さってる
どんなに季節が過ぎたって
忘れるはずないのに
君の手の感触や輪郭は
もうぼやけて海の向こう
なんでさよならって言ったの
そんなの分かってる癖に ピアノの音
頭の中から鳴り止まない 壊れたステレオ
そんなの分かってる癖に メロディのため
夕焼けは死んじゃった人を思い出すから
いつか君が言っていたね
そんな大切な詩を
僕は薄暗い部屋
キーボードで書き写している
いつか君は言ったね
忘れないって
そんな嘘だって
何年も経てば
忘れてしまう
なんでさよならって言ったの
そんなの分かってる癖に ピアノの音
頭の中から鳴り止まない 壊れたステレオ
そんなの分かってる癖に メロディのため
全ては貴方が愛したメロディのため
■
曲も最低な一日をベッドの上で
転がる毎日と貴方の横顔が
憂いで曇ってしまう前に
晴れた日に出掛けよう 急いで
なんか今日も駄目そうだけど
クソみたいに青い空が扇動して
次の日を照らしてくれるはずだから
あの坂道は一緒に上り切ろう