無題

青い春の日に 君はプライドを一つ捨てて
長い雨の日に 僕はプライドを一つ捨てて
大人になったとかほざいている
ただ、年だけを取ってしまった

何かを得るには何かを捨てなきゃいけない
それは当然としてあるのに
未だに受け入れられないでいる
って誰かが歌っていたんだ

僕の大好きなバンドも 大好きな人達も
いつか消えてなくなって星になって
流れ星になって誰かの願いを叶えて
今日も君は心を擦り減らしている

無題

契約社員として入る予定の会社がクソっぽかったので変に話が進む前に契約破棄した。
そんでバイトしてる。
そのバイト先の変な奴からも「大丈夫かよ。お前みたいな奴就職できるのかよ」とか言われて、つくづくこの世にはクソみたいなやつしかいないと思いつつ、自分が真のクソだと再認識させられる。

月並みな表現だけど、「どこで人生を間違えたんだろう」と思う。思うもクソも、ポイントは明らかなんだけど。
高校の時、結構成績が良かったのでクラス内で調子こいてたら虐められた。
まあ誰かを馬鹿にしたり、罵ったりしていた訳ではない。ただひたすら、誰とも話したくなかったので本を読んでいた。
学校にいる奴全員が馬鹿だと思っていた。そんな俺は教室でラノベを読んでいた。最高にキモい。ちなみにそのラノベを校内で落として、人に拾われた事がある。(今でも付き合いのある友人)
高校の時行われていた虐めは面倒なもので、ブレザーのポケットにパンを突っ込まれたりした。(ソースとか入ってる系統のパン)
その時は最悪だと思っていたかもしれないけど、今思うと少し面白い。漫画みたいな虐めだった。
学校を辞めようと思い、先生に相談したらあっさりと収まった。その先生には凄く感謝してるけど、今は名前も思い出せない。俺の大嫌いな体育教師という系列の人だったけど、いい人だった。
虐めが収まったあとは、俺を虐めていたやつと仲良くなった。そいつはギターを弾いていた。俺は中学の頃仲の良かった友達とバンドをやる予定だったので、なんだか分からんけど、一緒にバンドをやることになった。
俺は中学の頃の友達が「ドラムをやる」というので、リズム隊という概念があることを知り、ベースを選んだ。
初めてベースを購入するときは、弦が四本しかない事に驚いた。
それから暑い夏の日に、俺は無心でベースを弾いた。汗をぼたぼた垂らしながら、ルート音を弾き続けていた。
正直今思い出しても楽しくないし、きっと当時も楽しくはなかったと思う。
ただ、自分が楽器を弾ける、楽器を弾いているという感覚は、楽しかった。
弦を一本だけ押さえ、リズムに合わせて8回ピッキングするだけで、演奏したことになる。そんなベースという楽器が魅力的だった。

もう飽きた。
続きはいつか。

無題

死の意味を知っている人達が暮らす街
人に罵られることを嫌う人が暮らす街
誰が正しいのかも解らずに
何が幸せかを探し続けている

糸で操られた木偶のように
決められた動きを繰り返してる
美しい街の配列を取り出して
複製しては左側に寄せている

あの子だったかな 左耳が聞こえないらしい
その子の左側に立って罵声を連ねている
明日寝る場所のない乞食達が怒声を上げている
そんな君等に叱咤激励 糞の役にも立たない

無題

街の外れで何やら如何わしいことが
行われているような そんな気がした
けれどそれは至極どうでもよくて
俺が言いたいのはそんなことじゃなくて

永遠と永遠を継ぎ接ぎした夢を
銀色の砲台に詰め込んだそれを
「塔」って呼ぶことにしたんだ
それを宇宙に飛ばして いつか

この星が綺麗になったら還ろう
だいすきなあの子も嬉しそうに
笑っては狂って 笑っては狂って
それでも幸せそうでよかった

俺のやったことに意味があったのだと
再確認させてくれる君の存在が
愛しくて仕方ない 愛したい
あの日逃した方舟に乗って揺られたい

死は誰にでも平等に訪れて
愛だとか夢だとかくだらない話を
いつまでも耳元で囁いている
そんなこと実際はどうでもよくて

セックスの必要性を問うても
それは無粋だとみんな笑うだろう
俺だって笑ってしまうさ
そんなことはくだらない

意味なんてない

無題

君が弾くピアノの音が好きだったから
わざと弾けないふりをしていたんだ
僕は君が弾くピアノに合わせて
ギターとかベースとかを弾いてみる

それが曲になって、音楽になって
10曲くらい出来上がったらさ
アルバムを作ろう 僕ら二人で
誰も触れない 二人だけの国さ

明日になったらこんな思い出も
夢みたいに綺麗な海岸の景色も
全て砂になって風に吹かれて
消えてしまうんだ それでいいんだ